ロゲインを使うと頭がかゆくなる!?その原因と対策とお勧めの外用ミノキシジル剤

リアップでおなじみの外用ミノキシジル剤は発毛効果が高く、ハゲ予防にも効果的です。日本皮膚科学会のガイドラインでも「推奨度Aランク・行うように強く勧める」とされています。

しかし、ロゲインなどの外用ミノキシジル剤を使っていると、

  • 頭がかゆくなる
  • 頭がかぶれる

と言った副作用が出る場合があります。今回はその原因と対策についてまとめてみたいと思います。

合わせて、かゆみやかぶれが出にくい外用ミノキシジル剤も紹介します。

 

かゆみやかぶれの原因はプロピレングリコール

ミノキシジルを使って頭がかゆくなったり、かぶれてしまう原因は、ミノキシジル剤に含まれている「プロピレングリコール」という成分にあります。

プロピレングリコールとは

低用量では生物への毒性が低く、また無味無臭であることから、保湿剤、潤滑剤、乳化剤、不凍液、プラスチックの中間原料、溶媒などとして用いられる他、保湿性や防カビ性に富むことから医薬品や化粧品、麺やおにぎりなどの品質改善剤等、広範囲で用いられている。

医薬品としては、注射剤・内服薬・外用薬の溶解補助剤として調剤に用いられている。

Wikipediaより

ご覧のように多くの用途で使われているプロピレングリコール、体に害は低いとはされていますが、中にはアレルギー反応が出てしまう人がいて、かゆみ・かぶれなどが発症してしまうことがあります。

ミノキシジル剤を購入するときに、成分にプロピレングリコールが含まれていたら、かゆみ・かぶれが出てしまう場合がありますので、十分に気をつけましょう。

主な外用ミノキシジル剤とプロピレングリコールの有無

そこで、主なミノキシジル剤とプロピレングリコールの有無をまとめてみました。

外用ミノキシジル剤の中にはミノキシジル濃度が濃い商品もありますが、下記にあげている商品の価格はすべて「ミノキシジル濃度は5%」です。

商品名 プロピレングリコールの有無 価格
リアップ 無し 7,610円(1本)
ロゲイン

有り 5,337円(2本)
カークランド

有り 3,205円(2本)
フォリックス

無し 4,075円(1本)
リグロースM5

無し 3,400円(2本)

ここであげている価格は、一本の物と二本の物とがありますが、プロピレングリコール不使用でコスパ最強は、リグロースM5です。

 

ミノキシジル濃度が濃くなるとかゆみやかぶれが出る可能性が高くなる

プロピレングリコールの有無に関わらず、ミノキシジル濃度によって、かゆみやかぶれが出てしまう可能性があります。

外用ミノキシジル剤のミノキシジル濃度は1%〜15%までととても幅広いです。しかし、男性用の発毛促進の効果をが期待できるのは、ミノキシジル濃度が5%以上の物ですので、実質は5%以上の外用ミノキシジル剤を使うことになります。

濃度が高くなれば発毛効果も高くなるのですが、一方でかゆみやかぶれなどの副作用が出てしまう可能性も高くなります。

「ハゲてしまった頭をなんとかして髪の毛を取り戻したい」という目的であればミノキシジル濃度の高い商品を使うこともありですが、当サイトでは「ハゲ予防対策」を中心にお伝えしていますので、副作用のリスクを少しでも減らすために、ミノキシジル濃度は5%の商品をお勧めします。

 

プロピレングリコール不使用のミノキシジル濃度5%の商品で、一番のお勧めはリグロースM5です。これからハゲ予防に外用ミノキシジルを使おうと思っている方、またはすでに使っているけどかゆみやかぶれが出てしまっている方は、ぜひ一度リグロースM5を使ってみてくださいね。

 

 

ちなみに、ミノキシジル剤には内服タイプもありますが、私は決してお勧めしません。その理由はこちら。

ハゲ予防にミノキシジルは内服してはダメ!!外用だけにしておくべき理由とは
ハゲ治療に用いられるミノキシジルには、内服する(飲む)タイプと外用する(塗る)タイプがありますが、実はミノキシジルの内服は「行うべきではない」とされているのです。その理由とは?

 

参考文献:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版(PDF)